知って得するお茶の話

能登 清文

2012年08月01日 08:37

今日もありがとうございます。

甲賀市準倫理法人会の経営者モーニングセミナーに参加。

テーマ「知って得するお茶の話」
かたぎ古香園 六代当主 片木明氏。

朝宮のお茶は、1200年前に中国から最澄により伝えられた。
日本で最も古いお茶の産地。
日本で最も高い価格で取引されている。

問屋さん経由で宇治茶として販売されていた。

朝宮茶として消費者に産直をスタート。

農薬散布は、年間15 回くらいしていた。

お茶の新芽に農薬をかけて雨に流れないように添着剤をかけていた。

お茶だけは農産物の中で洗浄工程がない。濡れるとだめなので洗浄しない。

きゅうすにお湯を入れて初めて飲むときが初めて洗われる時。

農薬は残念ながら身体の骨髄の中に入って貯まってしまう。

産直を始めて、昭和50年に農薬は危険と気付き、無農薬を始めた。

農薬を止めた途端に害虫が繁殖。お茶の芽が出ない、葉が落ちる、茎も枯れた。

全国のお茶の産地を訪ねて歩くが無農薬の生産はされていない。
何件かの農家だけ自分たちの飲む分だけ無農薬にされていたが。

残念ながら参考になる農家がなかった。

茶畑が枯れて汚くなり、両親にも大反対。

一年目、ゼロ。

三年目、通常の40%生産ができた。

クモ等の虫が害虫を食べてくれ始めた。

三年目にできると実感した。

四年目、70%生産ができた。

通常の70〜80%の生産しかできないがそれがちょうど良い。

その後、静岡県や三重県の仲間が見学に来られて無農薬が全国に拡がるようになった。


お茶は、日本で1200年の歴史。

同じお茶の葉から加工の仕方によって紅茶、ウーロン茶、緑茶等、いろいろ作れる。

使うお水が大切。軟水が身体に良い。日本の水道水を一晩おいてから煮沸するとよい。

茶殻は、油粕と同様の肥料になる。

茶殻は、脱臭効果もある。

お茶の素晴らしさ、無農薬のお茶の大切さを実感しました。

無農薬のお茶をいただけてありがたいと思います。

ありがとうございます。
能登清文拝















ありがとうございます。
能登清文拝

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